志賀高原は所在地にあたる長野県はおろか全国的にも有名なウィンタースポーツの拠点となっており、志賀高原にあるスキー場のすべてをあわせると20か所以上、コースも60を超えるという規模の大きさが魅力です。規模が大きいということは、たとえば上級者は傾斜が急で難易度の高いコースを選ぶことができますし、初心者は逆に傾斜がゆるやかで安全性の高いコースが選べることを意味しており、さまざまな背景をもつスキーヤーやスノーボーダーを受け入れるだけの能力があります。また周辺には温泉地も多いため、単にスポーツを楽しむだけではなく、温泉で体を休めることを考えて行き先を志賀高原に決めるといったケースも考えられます。志賀高原に向かうための旅行会社のパッケージツアーのなかには、スノボツアーと題して募集されているものもあります。
このスノボツアーは文字通りの意味でスノーボーダーをメインターゲットにしてパッケージツアーであり、スノーボードをするのに適したスキー場への往復の交通と、現地におけるホテルまたは旅館の手配の両方のサービスが合わさったものといえます。スノボツアーでは大型観光バスなどがよく用いられますが、国道からのアクセス性がよい志賀高原に東京都心などの大都市部から直接的に移動ができ、しかも途中で高速道路を併用すればあまり移動時間もかからないことが理由となっています。スノボツアーは行き先としてはスキーと同じことになりますので、スキーツアーと合わせて催行されることもあります。